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3月20日土星食のページトップへ


土星食 潜入時の光度変化


土星食の光度変化を、ビデオ上から読みとってみました。

ビデオ映像の中から、GHS時計の信号(UTCに同期された正秒の信号)が記録されたフレームを 選び、静止画としてキャプチャーします。この画像を、処理ソフト「ステライメージ3」を用いて、測定していきます。
土星像をほぼ囲む矩形についてピクセルの光度の合計を求め、次に、ほぼ同じ大きさのバックグラウンドも測定して、それを 差し引いて、土星の光度を求めます。



* 時刻はJSTです。
* 縦軸の数字は、土星の像を形作っているピクセルの明るさの合計です。
観測地 長野県明科町 森林体験交流センター「天平の森」駐車場
    東経137o56'55.73" 北緯 36o19'45.05" 標高 901m (T.D.)

光度変化は、土星の形の複雑さを反映して、一様ではありません。
明るい本体が隠れていくときは、光度の減り方が大きく、環だけが隠れるときは、減り方が小さくなっています。
こうして、土星の像と比較してみると、そのことがよくわかります。