2008年10月1日
星食観測者の皆様、

                コーディネーター業務開始のお知らせ

日頃より星食の観測とご報告をいただき、ありがとうございます。
さて、既にご存知のことと思いますが、これまでILOC(International Lunar Occultation Centre)
として月による星食観測結果の収集とデータの管理に当たってきました海上保安庁が、ILOC業務を
来年3月で終了いたします。これに伴い、星食観測報告の収集とまとめは、IOTA(International
Occultation Timing Association, 世界掩蔽観測者協会) が引き継ぐことになりました。
海上保安庁とIOTAでは、本年度を事務引き継ぎ期間として設定し、順次諸業務の移管を進めており
ます。そのうち、星食観測報告の収集に関しまして、日本では2008年10月1日(水)より、
IOTAコーディネーターが担当することになりました。この移管に伴い、報告先および報告方法が以
下のように変更になります。

1.報告先
    日本国内における観測の報告は、下記へお送り下さい。
    星食観測日本地域コーディネーター [ ]

2.報告の方法
   (1)報告手段
    報告は、テキストファイルで、電子メール本文または添付ファイルでお送り下さい。

   (2)報告書式
    別紙(ファイル)の報告書式にしたがって記述してください。
    この書式は、これまでのILOCの書式と共通した部分もありますが、多くは大幅に変更されています。
    報告書の作成に当たっては、説明をよくお読みになり、正確に記入下さるようお願いいたします。

  (3)報告用ソフトウエア
    報告書作成を容易にするため、新書式に準拠したソフトウエアが用意されていますので活用下さい。
    ソフトウエアはwindows用(98以前のwindowsには非対応)で、下記サイトからダウンロ−ドできます。
    星食報告用ソフトウエア IRiot

  (4)コーディネーターからの連絡等
    報告いただいたデータは、コーディネーターにより仮整約がなされ、その結果を皆様に電子メール
    にてお送りいたします。確認いただきましたらその旨、メールにて返信下さい。その確認を待って、
    データを統括コーディネーターへ報告するデータ群に登録します。

3.観測結果の集約と活用について
    地域コーディネーターは複数の観測結果をまとめ、統括コーディネーターへ送ります。統括コーデ
    ィネーターは世界のデータをまとめ、国際データセンターの一つである、ストラスブール天文デー
    タセンター(フランス)に登録します。このデータは、誰でも利用することができ、天文学の研究
    に役立てられます。

4.注意事項   データの複数の登録を防ぐために、10月1日以降は、日本地域コーディネーターのみ
  へ送ることとし、海上保安庁(ILOC)へは送らないようにしてください。
5.日本地域コーディネーター
  日本地域のコーディネーターは、下記の者が担当いたします。
    コーディネーター:  宮下和久
    サブコーディネーター:唐崎秀芳, 相馬 充, 早水 勉, 松下 優, 澤 雅行
    お問い合わせは、上記アドレスまでお願いいたします。